レシートの登録番号(T+13桁)とは?どこに書いてあるか・調べ方・番号がないときの考え方
公開日: 2026年10月21日
経費精算のときに「レシートの登録番号も書いてください」と言われたけれど、どれのことか分からない。レシートに「T」で始まる長い数字があるけれど、何の番号なのか。逆に、番号が見当たらないレシートは経費にできないのか。
この記事では、レシートの登録番号が何の番号か、どこに書いてあるか、調べると何が分かるか、そして番号がないレシートをどう扱えばよいかを順に整理します。
登録番号は「インボイス(適格請求書)を出せるお店」の番号
レシートの登録番号は、2023年10月に始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)で、税務署に登録した事業者に割り当てられる番号です。正式には「適格請求書発行事業者の登録番号」といい、「インボイス番号」と呼ばれることもあります。
形は、アルファベットのTのあとに数字13桁が続きます。
| 事業者 | 番号の形 |
|---|---|
| 法人(株式会社など) | T + その会社の法人番号(13桁) |
| 個人事業者など | T + 新しく割り当てられた13桁の数字(マイナンバーは使われません) |
先頭の「T」に特別な意味を探す必要はなく、「登録番号であることを示す目印」と考えて大丈夫です。経費精算の書類や表に書き写すときは、Tも含めて14文字をそのまま写します。
レシートのどこに書いてある?
決まった位置はありませんが、多くのレシートでは店名・住所・電話番号の近く(上の方)か、合計金額や税額の下(下の方)に印字されています。「登録番号」「登録No.」「事業者登録番号」「適格請求書発行事業者」といった言葉が添えられていることが多いので、それを目印に探してください。
上の例の番号は説明のための架空のものです。スーパーやコンビニ、飲食店などのレシートは「適格簡易請求書」と呼ばれる形式で、買った人の名前(宛名)がなくてもインボイスとして扱われます。そのかわり、登録番号・日付・税率ごとの金額や税額などが印字されています。
登録番号を調べると何が分かる?
登録番号は、国税庁の「インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイト」で誰でも検索できます。T以下の13桁を入力すると、次のような情報が表示されます。
- 事業者の名前(法人名、または個人事業者の氏名など)
- 登録された日
- 法人の場合は本店の所在地
- 登録が取り消された・効力を失った場合は、その日付
「この番号は本当にあるのか」「レシートの店名と登録している会社が同じか」を確かめたいときに使えます。チェーン店では、レシートの店名(○○店)と、公表サイトに出る運営会社の名前が違うこともよくあります。
なお、レシートを撮った写真をSNSなどに載せると、登録番号からお店の事業者名が分かります。個人で営むお店の場合はその方の氏名が表示されることもあるので、気になるときは番号の部分を隠しておくと安心です。
登録番号がないレシートは経費にできない?
番号が見当たらない理由は、主に次の2つです。
- お店がインボイスの登録をしていない:免税事業者など、登録していない事業者は番号を印字できません。
- レシートの書式が古い・印字が薄い:登録はしていても、レジの設定や感熱紙の劣化で読めないことがあります。
登録番号がないと経費として認められない、というわけではありません。番号の有無で変わるのは、主に会社や個人事業者が消費税を計算するときの扱い(支払った消費税を差し引けるかどうか)です。そのため、多くの会社では番号のないレシートも精算はでき、経理で区分して処理しています。
また、電車やバスの運賃(3万円未満)のように、そもそもインボイスがなくても帳簿への記載だけで済む取引も定められています。
扱いは会社のルールと時期によって変わります
登録番号のないレシートをどう精算するか(備考に書く、別の欄に分けるなど)は、会社の経費規程によって違います。また、番号のない仕入れについて消費税をどれだけ差し引けるかは、経過措置により時期によって変わります。勤務先の経理担当、または国税庁のインボイス制度のページ・税理士に確認してください。
経費精算で登録番号を書き写すときのコツ
- 14文字すべてを写す:Tを落としたり、13桁のうち1桁を写し間違えたりすると、別の事業者の番号になったり、検索しても見つからなくなったりします。
- 同じお店の番号は使い回せる:よく行くお店なら、一度確かめた番号を控えておくと毎回レシートを探さずに済みます。ただし同じチェーンでも運営会社が違う店舗があるので、店名だけで決めつけないようにします。
- レシートは早めに記録する:感熱紙は時間がたつと文字が薄くなり、小さく印字された登録番号から読めなくなっていきます。
とはいえ、何枚ものレシートから14文字ずつ手で書き写すのは、いちばん間違えやすく時間のかかる作業です。
レッピなら登録番号も撮るだけで読み取れる
レシート読み取りアプリ「レッピ」(iPhone・Android)は、レシートを撮影すると、日付・店名・金額と一緒に登録番号(インボイス番号)も自動で読み取ります。
- レシートを撮影する:何枚かたまっていれば、まとめて取り込めます。
- 読み取り結果を確認する:「登録番号」の文字がある行などから、T+13桁の番号だけを取り出して入力します。読み違えたところは、その場で直せます。
- Excel(.xlsx)で書き出す:「インボイス番号」の列にそのまま並ぶので、経費精算の表に手で写す必要がありません。
アプリは番号を読み取るだけで、国税庁の公表サイトへの照会は行いません。番号が実在するかを確かめたいときは、上で紹介した公表サイトで検索してください。
文字の読み取りは端末の中で行われ、レシートの画像や読み取り結果は端末内に保存されます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
まとめ
- 登録番号はインボイス制度の番号:T+13桁。法人はTのあとが法人番号。
- レシートの上(店名の近く)か下(合計の近く)にある:「登録番号」の文字が目印。
- 国税庁の公表サイトで検索すると、事業者名や登録日が分かる。
- 番号がなくても経費にできないわけではない:扱いは会社の規程と時期で変わるので経理に確認。
- 書き写すなら14文字すべてを正確に:手で写すのが大変なら、撮って読み取る道具を使う。